土日ガラガラの店が沖縄県民を引き寄せる驚異の集客術とは
沖縄では好立地で明るいお店なのに、集客が弱く、土日も平日並みの売上では、投資した資金回収はかなり時間がかかります。
あなたは印刷媒体に広告を打ってもなかなか効果が出ず、悩んでいるのではないでしょうか?
しかし、少し角度を変えて集客を考えるとまだまだ、沖縄県民の注目を浴びる方法は沢山あります。
このページでは沖縄で起きた過去の教訓を生かし、新しい発想での集客方法を解説します。
沖縄での集客、過去に何度も需給バランスが崩れた
30年以上前になりますが、「ハスラー2」という映画の影響で沖縄では一気にビリヤードがブームになりました。
街にはビリヤード場がどんどんでき、最後には沖縄そばのお店にもビリヤード台を置くところまで出てきました。
ピークアウトすると、徐々に淘汰されるとそのまま営業を続けていくお店もありましたが、大半が撤退しました。
これは沖縄に限らず、全国どこでもあることですが、沖縄では当時、一気にビリヤード場が出き、消えていきました。
沖縄での集客は柔軟性が必要
しかし、今でも生き残っているお店はあり何らかの要因があるはずです。
横一線に並んでもそこから抜け出す方法はネットを使えばいくらでもあるのです。
例えば誰もが認めるおいしいイタリアンの店があったとしましょう。
味は絶対の自信があるのに、集客が弱い、さらに後発のイタリアンレストランはお客が絶えず繁盛しているとなると何が原因か考えなければなりません。
味よし、雰囲気よし、接客よしなのに・・・過信は禁物です。
集客をするには柔軟性のある考え方が必要です。
何かが違うから後発の店にお客が集まり、どんどん引き寄せられるのです。
味よし、雰囲気よし、接客よしはどのお店でもできることです。
しかし、イケメンスタッフやきれいな看板娘がいるとなると話が違ってきます。
どういうことかというと、どこの店でもできることと、その店でしかできないことでは集客力に雲泥の差が出るのです。
世にいう「差別化」です。
以前、沖縄で、ガソリン価格をある給油所で1円値下げしました。
すると、近くの給油所が、さらに1円安くし、それがどんどん周りに伝播し、午前中と午後では価格が半分くらいになりました。
価格を安くするということは、利益を削ることになりますが、これが集客する場合の一番簡単な「差別化」なのです。
しかし、価格競争に走ると商売自体が成り立ちません。
![]() |
|
この後は、価格競争に陥らず「差別化」ができて、人気のお店になるかのヒントを解説しています。
ぜひ参考にしてください。
沖縄で集客するうえで差別化する4つの方策
1、店名で沖縄県民を集客
「イタリアンレストラン〇〇」では店舗名としてはインパクトに欠けます。
これではあまり耳に残りません。
人はよっぽどのインパクトがなければ「イタリアンのお店」と記憶します。
しかし、今でも東京で人気の「俺のイタリアン」という店名は、お客の立場からすると、名前が気になって一度は行ってみたいと興味をもちます。
すると、料理はおいしい + コスパがよければリピーターになりやすく、このネーミングによる効果は、集客力を増しリピーターを増やします。
しかし、このネーミングがもし「私のイタリアン」「僕のイタリアン」ではインパクトに欠けます。
沖縄なら「ワッターイタリアン」は集客を考えるとありかもしれませんが・・・。
抽象的な言い方ですが、「俺のイタリアン」は「がつん」とくるネーミングで、「試しに一度行ってみよう」というお客がかなり増えます。
つまり店名による集客効果があるわけです。
この後、人気が急上昇する流れは「口コミ」ですが、今はSNSがあります。
SNSでまだ行ったことのない、「俺のイタリアン」のような、気になるお店が載っいると、見る人は多いでしょう。
好印象で書かれていると「自分も行きたい」になるのです。
店名が「イタリアンレストラン〇〇」だと、よっぽど気になっている人でない限り、SNSではスルーする可能性は高いのでしょう。
さらにSNSは話題になると一気に集中力つき、人気が出ることは日常茶飯事です。
店名は集客するための大きな材料になることを覚えておきましょう。
2、沖縄ではどんな商品名で集客すべきか
それでは、沖縄ではどのようなアイデアで集客するかです。
色々な方法があります。
あくまで極端な参考例なのでこれをヒントに色々考えましょう。
人気が出ると、同じような店が出てくることも間違いないことも覚えておきましょう。
そこでまず店名とともに商品名(メニュー)が集客のカギになります。
コピーされることを防ぐには色々な要素が複合的に入っていることが重要です。
それはメニューに最初から地元の名前やその地にゆかりのある人、歴史的な事柄などを入れ込んでしまうのです。
そうなると状況は、かなり違ってきます。
わかりやすいのは「丸亀うどん」です。
もともと丸亀市はうどんでは非常に有名な地域です。
その地域の名前を店舗名に使い全国区に打って出たのです。
もともとあった地名「丸亀」を店舗名に付けるだけで、一気に有名になったいい例です。
3、集客は器やサイズがポイント
ところでインスタグラムが発端でインスタ映えが流行し続けています。
今でもそうですが料理だと「見栄え」は非常に重要で、器にこだわる、食材にこだわるなど〇〇にこだわることは差別化としてはとても重要です。
サイドメニューがメインディッシュ
過去にこんなことがありました。
インスタはじめとするSNSがなかった頃、とてもおいしい「長崎ちゃんぽん」のお店が東京にありました。
私もこの味に魅了され足しげく通いました。
長崎では味わえないくらいのおいしさで、当時店主は集客に悩んでいました。
そこでこの店主はあえて長崎ちゃんぽんを「メイン」にせず、餃子に目を付けたのです。
おいしい餃子ではありましたが、この餃子を極端な見栄えにしたのです。
その餃子は通常の餃子より横幅を20センチ程度に伸ばした棒餃子でした。
1個2個ではなく1本2本という言い方で作って売り出しました。
するとその棒餃子の大きさに皆驚き口コミが広がりお客は一気に増えました。
お客はその餃子を目当てに来るのですが、ほとんどが一緒に長崎ちゃんぽんを頼みました。
メインが餃子で、サイドメニューが長崎ちゃんぽんといった具合です。
これが受け、時間がたつごとに長崎ちゃんぽんは人気になり、気が付くとその餃子をやめても客足は途絶えず、今でも昼夜は待ち時間が1時間ということもあります。
これを考えるとほんのちょっとのアイデアが、一気に人気店になるのです。
沖縄のソウルフード
沖縄では、そば・天ぷら・サーターアンダギーなどは価格・見栄え・サイズもほぼ横ならび(あくまで主観)に近くどこで食べても安心しておいしくいただけます。
一つのヒントですが、沖縄そばの材料を全く変えず、器が極端に大きかったり、土なべやすき焼き鍋、しゃぶしゃぶ鍋でで出してみるなどインスタ映えしそうな器なら話題になる可能性は十分あります。
いかや魚天ぷらは大体10センチで厚みは1センチくらいが標準だと思いますが、それを2~3倍ぐらいの大きさで出してみると注目されるでしょう。

余談ですが、八重瀬町の港川にあるよし鮮魚店では、天ぷらしか販売していませんが、特にいかがボリューミーでしかもおいしいことから、沖縄だけでなく、ナイチや海外からもお客が来ます。
サーターアンダギーも小さい一口台のものは、よく見かけますが、2倍くらいのソフボールくらい大きなものはあまり見かけません。
〇〇(地名)マギーそばやマギー天ぷら、マギーアンダギーなどのネーミングであれば沖縄で受けるはずですし、一度は見たい、食べたいとやってくるお客も多いのではないでしょう。
これがまさに集客効果となって表れるのです。
4、限定で沖縄県民を集客する
先着●名や土日だけなど限定にするとさらに話題になると思います。
先ほどのよし鮮魚店は金土日、しかも通常は午前10時から午後5時までしか店を開けません。「曜日と時間」の限定です。
東京の吉祥寺に「小ざさ」という羊羹と最中を販売する小さなお店があります。(「吉祥寺 小ざさ」で検索)
ここは「幻の羊羹」といわれる毎日先着50名一人3本までで有名になりました。
毎日朝4時半くらいから並び始めることもしばしばだそうです。限定品の強みです。
このほかにも毎週〇曜日限定や先着〇名限定など色々な方策があると思います。
特に日本人は「〇〇限定」に弱いといわれています。
集客方法としてはいいと思いますが、ここで大事なのは「欲張らないこと」です。
昔の限定を学ぶ
昔、首里に「さくら食堂(記憶があいまいなので間違っていたらごめんなさい)」という沖縄そばだけを出すお店がありました。
このお店は毎日100パイで営業終了。
ランチ前に店を閉めることも多々ありました。
ストレート麺で上品な味わいでしたが、ここのお店は「おばさん一人」で切り盛りしていたのです。
「限定」で重要なのは「欲を出さない」ことです。
毎日売り切れでお客を返してしまうのが「もったいない」と思う経営者もいます。
1日150パイにしたり、並ぶので店の広さをもっと大きくしよう」など欲が出るのも当然ですが、過去このようなことをしたお店の大半は先細りしてしまいました。
お客が「待つ」と「限定数」という欲求を満足させないから人気が出て集客できるのであって、その「限定的欲求」を満足させてしまうと、「いつでも食べられる」安心感がわき「いつ食べられるのかわからない」という欲求が出てこなくなるので逆に集客が減ってしまうことにもなります。
沖縄で集客増を目指すための2つの条件
さてそれでは肝心のホームページはどうすればいいのか?です。
ホームページは集客を考えた場合、「見栄えと内容」が実際に食べるものと全く同じでなければなりません。
「誇大広告」という言葉がありますが、ホームページが「誇大広告」のようなものであれば、一発でレッドカードです。
1、お金と場所そしてスマホ
ネットユーザーは目的のホームページを見つけると次にどういう行動をとるのでしょう?
これは、飲食だけでなく、ヘアカットはじめ美容関係など、お店であれば全て共通することです。
それは「金額」と「場所」の2点です。
お客がいちばん気になるのは「金額(メニュー)」です。
そして金額が自分の思う範囲内なら「場所」を確認します。
トップページのお約束
つまりこの2点を明確に1ページ目に入れておくことで、集客に結び付きやすくなります。
ただし、見に来たユーザーの8割以上はスマホで検索しているので、どれだけスマホが使いやすく、確認しやすいかを考えてホームページを作らなければなりません。
スマホ対応ではなく「スマホ限定」くらいの気持ちでホームぺージを作ります。
極端なことを言うとパソコンの画面がなくてもいいくらいです。
沖縄のショップのホームページは、スマホで見るととても使いづらいものが沢山あります。
これはパソコンのホームページを中心に作られているからです。
今すぐスマホ画面を作るか「レスポンシブ」といって1つのページをつくだけで、パソコンでもスマホでも対応できるものに作り替えるかが必要になります。
2、ユーザーは新しいコンテンツに飢えている
次に、キャンペーンや限定販売(サービス)は集客の要素にはなりますが、それだけでいいとは限りません。
キャンペーンや限定販売は検索してきたユーザーやリピーターが見て決めるものです。
キャンペーンや限定販売(サービス)に頼りすぎると、集客自体、効果は限定的です。
「集客」するには検索エンジンの上位に表示させなければなりません(SEO対策)。
そのためにはブログを使ってユーザーが興味を引く情報(例えばプロの裏技、裏メニューなどのコンテンツの充実)が集客をアップさせるカギになります。
使いやすさとユーザーが「へぇ~知らなかった」というような情報をより多くホームページに入れ込んでおくことが、検索エンジン上位に表示されるポイントになります。
したがって、いつでもユーザーが喜ぶ情報を入れ込んでいくブログなどが大事です。
ブログができ、その後SNSを使って告知(FacebookやTwitter広告など)することが人気持続のカギになります。
「コンテンツ イズ キング」コンテンツが最重要ということを覚えておいてください。
放置は意味なし
沖縄では一度ホームページができて、その後何も手を付けてないお店が沢山あります。
新着情報が数年前になっていると、情報自体をユーザーは不信に思います。
このような古い情報のままではネットビジネス、特に集客は非常に難しい状態ですし、正直「もったいない」といわざるを得ません。
一度このページに書かれていることが、できているかどうかあなたのホームページを確認してみてください。
「わずかな修正が大きなビジネスチャンス」になるはずです。
まとめ
- 価格競争には巻き込まれない。巻き込まれると百害あって一利なし別の集客方法が必要不可欠。
- 店名・商品名・サイズ・限定の4つのどれかを使うこと。複合的に使えばさらに差別化がで集客につながる。
- ホームページを使って人気を持続させる。スマホ画面を中心に考え、料金・場所に続いて「コンテンツ」でお客が関心する情報を掲載し続ける。