泡盛を全国に向けてネット販売する方法
2020年2月5日

泡盛ブームは特需ですが、下火になると増産のつけが回り、固定費の比率が高くなり会社の利益を圧迫します。
しかし、消費者はブームに関係なく特別な泡盛には敏感に反応します。
例えば、ラベルに個人団体名を入れるような独創性、本数限定や年に1度だけ販売する、ボジョレーヌーボーのように毎年何月何日解禁など希少性を求める消費者は多くいます。
独創性・希少性は競争相手をなくし、収益増が期待できます。
トップページに必要な要素
ユーザーは個人か法人かはわかりません。
しかし、泡盛に興味のある個人・法人を簡単に分ける方法があります。
銀行のホームページを見ると上部にメニュー(グローバルナビという)があり、個人の皆様へ、法人の皆様へ、法人はこちらなどの個人・法人向けのボタンがあります。
これを設置するれば 「個人」 と「法人」の選別が簡単にできます。
今回は個人に絞って解説します。
泡盛の文字がファーストビューには重要
「〇〇 泡盛」を検索窓に入れて辿り着いたページに「泡盛」の文字があるとそのページに興味を持ちます。逆にないと直帰率が高まります。
コバルトブルーの海や澄み切った青空と白い雲の画像が出てくると、強烈なインパクトが必要な大事な瞬間に目的がぼけてしまいます。
トップページでは泡盛というキーワードが一番重要です。
酒造所の名前や泡盛の写真があり泡盛の文字がファーストビュー に出てくれば滞留時間が長くなります。
スマホを想定すると、小さなディスプレーの中に泡盛の文字が確認できると、個人ユーザーの反応が変わります。
何を売っているのか?社名や銘柄名よりまず「泡盛」です。
クリックよりスクロール
ユーザーは泡盛を求めて検索し、トップページに辿り着きます。
次のアクションは、上部にメニューがあっても、クリックする前に画面をスクロールします。
ファーストビューで泡盛を認識すると次は値段を見たいとする欲求が出てきます。
メニューに商品紹介や値段、オンラインショップのページに遷移するボタンが出てきても、クリックが面倒になることがあります。
ユーザーはクリックして次のページを表示するまでに待ち時間があることを知っています。
待ち時間をなくすにはクリックよりスクロールです。
ユーザーを泡盛購買に繋げる
全国に販売網を広げるためには、競合他社に無いものを持つことです。
前述した「独創性」「希少性」です。
販売方法が違えば見える景色が一変します。
価格競争に陥る心配は無くなります。
「独創性」は差別化に大きく貢献し、「希少性」は値上が期待でき予想以上の利益獲得に繋がります。
泡盛はすでに地方区ではなく全国区です。
泡盛の酒造所が競争相手ではなく、全国の酒造所が競争相手です。
さらにせっかく顧客になってもらってもリピートしてもらわなければ何もなりません。
消費者に「知らせる」「感じてもらう」「検討してもらう」「購入してもらう」そして「リピーターになってもらう」です。
リピーターができるとリピーターがリピーターを呼びさらに泡盛ビジネスは大きくなっていきます。
これを細かく一つ一つ分けて説明していきます。
知らせる
ホームページが出来上がり費用を抑えて知らせるにはSNSを使っての拡散、Facebook広告を使うなど様々あります。
ただ知っておかなければならないのはホームページが出来上がった時から本当のネットビジネスがスタートするということです。
出来上がったのであとは結果を待つだけでは、ビジネスにはなりませんので修正や追加などが必要になります。
ホームページの詳細をつかむため、かかすことのできないツールです。
感じてもらう
ホームページのタイトルにはユーザーを引き寄せるキャッチコピーが必要になります。
また、 読んでもらうための記事をキーワードを絡めて書いていく必要もあります。
新着情報やイベント、新しい飲み方、新商品の特徴など、ユーザーニーズに合ったページを作ることです。
特にユーザーが知らない情報を発信することは、以下で解説しますが顧客獲得には欠かせません。
これはホームページができる前だけでなくできた後も書き続けること必要です。
時間はかかりますが、確実にファンが増えます。
例えば「泡盛富士山」という銘柄に、「まろやかな」「通をうならせる」など修飾語を付けたり、全国区なら思い切って泡盛の名前を変えることも選択肢としてはあります。
例えば「泡盛 ならず者のハルク」など奇抜なネーミングも一つのアイデアです。
その泡盛に何か引っかかりを感じてもらうことです。
検討してもらうこと
次は、メルマガを使って検討するきっかけを作ることです。
ユーザーに会員登録をしてもらいメールアドレスや住所など顧客データを取得します。
顧客データーを増やすため会員登録するとミニボトルや泡盛のカクテルのレシピーをプレゼントするなど踏み込んでプッシュします。
顧客データーはあればあるほど売上に結び付きます。
ホームページの新着情報も顧客データーを使って告知します。
「今なら・・・」のキャンペーンを打つのも一つのやり方です。
過去の経験からモニター募集が一番効果的でした。
背中を押す考え方です。
購入してもらうこと
購入を促すには集まった顧客データを使います。
顧客データに向け〇月〇日までに購入すると「抽選で〇名様に〇〇プレゼント(例えばだちびんなど)」は効果的です。
会員には「特別感」が大事です。
メールの情報を常に読んでいるファンは購買行動に出る可能性が非常に高まります。
リピーターになってもらうこと
購入して「飲んで気に入った」となるとリピーターになります。
実はこれが一番重要です。
リピーターはその商品をこよなく愛する人で優良顧客です。
リピーターを大事にすることが売り上げを伸す結果になります。
この泡盛がおいしかったと、SNSで共有することによって販売が一気に伸びます。
クレームがあれば、真摯に意見を聞きしっかり対応することが大事です。
クレームは隠さず、あえてホームページに掲載してそれに対するフォローも書きます。
フォローが充実していることが信頼を勝ち取る秘訣です。
ネット販売は評判が大事で、ここは慎重にリピーターを育てなければなりません。
リピーターの囲い込みです。
スーパーリピーター?
中には友人知人を多く持ち、多くの人に説得力、影響力があるスーパーリピーターがいます。
スーパーリピーターは100人に1人くらいるという説もあり、ネット販売では大きな存在です。
スーパーリピーターが動くと大きな山が動くといわれ、ビジネスチャンスに繋がります。
ナショナルスポンサーはスーパーリピーターに変わる人気芸能人を使って人を引き付け、山を動かしています。
スーパーリピーターが1人いるだけで売上は数倍になるのです。
確認するためには紹介制度をつくることが大切です。
誰から紹介されたがわかればそれがスーパーリピーターだからです。
スパーリピーターは手厚くもてなせば、さらに結果が付いてきます。
具体的方策
以下はネットでできる販売方法です。汗を流して営業するわけではありません。
ホームページはイベントなどはいくつでも告知できます。
顧客データーを使って新着情報やイベントを告知すればリピーターは敏感に反応します。
顧客データーが増えれば多くの可能性が生まれます。
ここで、具体的方策のヒントを記します。
独創性のヒント
1、結婚式で小瓶ワインのラベルに二人の名前が入っていることがあります。20年以上前から始まって今でも引き出物になっていますので、試す価値はあるでしょう。
2、ラベルを貼りかえれば会社の〇周年や古希祝、米寿の祝いなど祝い事に幅広く使えます。
3、当社の泡盛は〇〇と1対1でシェイクすると飲みやすいカクテルになるなどオリジナル性を強調するのも一つのやり方です。
希少性のヒント
1、50本限定販売など本数を限定にします。瞬間的に売り切れることもあります。
2、告知した日にしか販売しない方法です。ファンにはたまらない情報です。
3、〇月〇日以降在庫がなくなるまでとボージョレヌーボーのような販売方法です。今年の泡盛は・・・なのでよりマイルドに仕上がったなどの情報は売れるきっかけになるでしょう。
4、ここでしか買えないなど販売窓口を絞ることも差別化の一つです。希少性が非常によく伝わります。
まとめ
トップページのファーストビュ―に泡盛のページが一目でわかる文字が必要です。特に個人ユーザーはスマホで入ってきますのでファーストビューを重視しましょう。
ユーザーに「知らせる」「感じてもらう」「検討してもらう」「購入してもらう」「リピーターになってもらう」 の流れを作りましょう。
スーパーリピーターを増やしましょう。
顧客データーができれば「独創性」「希少性」を告知するだけで特需が生まれます。
参考のために以下の記事をご用意しています。
お時間があるときにご覧ください。
Posted by Web Planning Producer
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